探偵はドラマのような変装など大がかりなことは一切しません

実際の探偵の変装

よく探偵というと調査において変装をしているというイメージを持たれる方も少なくないかもしれません。

テレビドラマや映画では付け髭やカツラなどをしたり、ゴムなどの人工皮膚を使った特殊メイクまでをして別人になりすましたりしていますが、実際の探偵ではそういった手の込んだ変装をして調査に臨むことはまずありえませんしそんな専門的な技術も持ってはいません。

では実際の探偵は全く変装というものはしないのでしょうか?

まず知人でもない全く顔の知られていない人物が尾行するのですから気付かれる事はほとんどありません。

しかし、長時間の尾行をしていると何度かすれ違ったり、対象者の視野に入ってしまう事はあります。

中には依頼人が個人的に探偵の真似事をして気付かれたり、相手に調査して貰うなどと宣言してから探偵に依頼してきた場合には多少異なります。

やはり後ろから来る人物に対して尾行されていると思い、警戒している場合があります。

こういう対象者ですと探偵も若干の変装を試みる場合はあります。

また尾行している対象者が飲食店に入った場合、その飲食店に潜入する場合です。

その飲食店の規模にもよりますが飲食店を出た後も尾行する際に多少の変装をしなければならない場合もあります。

そういった場合、多少、オールバックにしたり横分けにしたりと髪型を変える位の事をする場合もありますが付け髭やカツラなどの手の込んだ変装をすることは一切ありません。

基本的には装飾品関係の身近な小道具だけで十分なのです。

 

現実の探偵の変装は身近な小道具を利用

2種類のメガネを持っているとそのメガネだけでもかなり印象は異なってしまいます。

例えば黒縁メガネとハーフフレームメガネとかです。

顔につけるとけっこう印象がガラッと変わりますので試してみて下さい。

基本、サングラスは逆に目立ってしまいますので使用することは真夏の昼間以外と滅多にありません。

更にマスクもかなり有効です。

そして何より有効なのが上着の替えを持っていくことです。

薄手でもかまいませんが小さく折りたためるジャンパーなどをバックに入れている位のことはどの探偵もしているはずです。

これらのツールの組み合わせを変えることだけで数種類の印象に変化させられます。

現実の探偵の変装とはこの程度のことです。

手の込んだ変装などは全くしていません。

これだけでも十分なのです。

やはり尾行の基本は対象者と目を合わせない事が最も重要で最近ではスマートフォンなどを操作している振りをしながら視野のスミに対象者を捉えながらなどと小道具的にも利用して張り込んだり、追跡していきます。

この点ではスマートフォンの利用者が増加している現在、以前より逆に目立たない環境になりました。

 

現実の探偵の変装は服装に敏感

素行調査に出る探偵は服装には気を遣います。

素行調査において平日ですと基本的にはサラリーマンと同じようなスーツで充分ですがネクタイ、ワイシャツを含めやはり派手な色は避け地味にまとめます。

オフィス街でも繁華街でも住宅街でも殆ど怪しまれる事はまずありません。

しかもきちんとしたネクタイをしたスーツ姿でいると住宅街などで張り込んでいても不審者にあまり見られないという利点もあります。

休日や観光地、アウトドアスポーツなどですとむしろスーツでは逆に目立ってしまい、やはりカジュアル的な服装にしなければなりません。

それでも原色系のカラフルなものは避け、ベージュなどの地味な色合いのものを着こなしていないと目立ってしまいます。

役立つのがリバーシブルのようなジャンパーです。

また工場地域や農業地域の張り込み、尾行にはやはり作業着などが溶け込みやすく、車を利用する際にはトランクなどにその状況に応じた着替えを複数用意しておきます。

キャップや長靴なども用意してあるとこういった地域には溶け込みやすく、まず怪しまれません。

歩きの尾行ですと前述したように替えの上着1枚とメガネがあるだけでも全く印象が違ってきますがそのシチュエーションにおいて適材適所の服装を選択していかなければなりません。

実際の探偵の変装について皆さんが期待するような変装と言えるものではなかったかもしれませんがこの程度が現実の探偵の変装なのです。