東京都心での車やタクシーの尾行をする素行調査は探偵も必死です

素行調査について③

対象者が車を使用した時の事も述べておきましょう。

徒歩での尾行同様に距離間がやはり重要になっていきます。

更に信号機や交差点など先を読みながらの運転技術は一朝一夕では到底習得できません。

更に車では対象者の行動範囲が極端に広がります。

もちろん対象者の自宅や勤務先などの周辺詳細地理の掌握はその担当になった時からは必至ですし、たとえその現場担当でなくてもいつ交代要員として現場に行くかも分かりませんので探偵は常に全ての依頼案件は把握していなければなりません。

また機敏さと素早い判断能力が必要です。

やはり経験がものを言う探偵の世界ですが適正もあると思います。

現在、GPS発信器により車の尾行調査も一段と飛躍しましたがあくまでも追跡をフォローするだけのものでGPS発信器のみでは素行調査の最大の目的である対象者の行動を裁判資料として提出できる程の結果を得る事はなかなか出来ません。

やはり見逃さないように、察知されないように尾行していき、何時、どこに行き、誰と、何をして、何時にどうなったのかを細かく把握することが素行調査においてはとても重要な事柄なのです。

対象者が車であればこちらも車なり、バイクを用意しておけますがタクシーを多く利用する対象者の尾行は難易度がかなり高くなります。

いや、むしろ運に左右されると言っても過言ではありません。

対象者がタクシーを拾う場合、後ろを振り向きながらタクシーが来るかの確認する仕草があります。

そういった場合には1人の調査員が無駄になっても先にタクシーを拾うのが基本です。

しかし、路地から大通りに出て拾われたり、横断歩道を渡って拾われたりすると対応が遅れます。

その際、すぐに後続のタクシーを探しますが拾えるか、拾えないかは運としか言いようがありません。

また後続のタクシーがすぐに拾えたとしても乗務員さんにもよっても違ってきます。

機敏に運転、追跡してくれる人、それこそ正反対でスピードも出さず、鈍臭い人、どのような乗務員さんにあたるかこれもまた運なのです。

東京でも山手線や中央線などの駅前には余程の事がないかぎり空車がけっこう待機しています。

しかし、地方の駅や都内でも地下鉄や私鉄の駅ですと空車が1台も待機していないときがあります。

これもまた運です。

こうなると神頼みではありませんが運を天に任せるしかありません。

何時間も尾行してきて最後の最後にタクシーに拾われ、こちらは拾えなかったりした時は最悪です。

何倍もの疲労感に襲われてしまいます。

何しろそれまでの苦労が台無しになってしまうからです。

素行調査についていろいろと記述してきました。

人も車も多く、信号の多い東京では車の追跡調査が一番難易度が高いという意見も多数ありました。

確かにGPS発信器の併用でも時間をおいて後から着いたではどうしようもありません。

例えば対象者が車をコインパーキングに停めて、降車してしまった後から駐車中の車を確認しても対象者がどこに行ったのか判らないという場合、その行った場所が素行調査では重要な所であったという場合、調査結果が得られないという事になってしまいます。

よくオートバイも車両追跡調査では使用します。

短時間の追跡調査では有効ですが長時間のバイクによる追跡はけっこう目立ってしまいます。

普通に運転される方ならご存じだと思いますが、バックミラー越しに後ろから来るバイクはけっこう気になるものです。

なにしろ昼間でも常にライトを付けて運転しなければならなくなった昨今では意外にも目立ち、特に追い抜いていかないバイクは目立ちます。

尾行、追跡していく素行調査というものを甘く簡単に考えないで下さい。

確かに探偵個人の技量、経験がものを言う世界ですがさまざまな運にも左右されることがあるのです。